×

ニュース

難民問題 支援のあり方は UNHCR高等弁務官講演 27日広島

 世界の難民の保護と支援を担う国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)のフィリッポ・グランディ高等弁務官=写真((C)UNHCR/Susan Hopper)=による講演会が27日午前11時から、広島市中区の原爆資料館東館地下1階のメモリアルホールで開かれる。広島市立大とUNHCR駐日事務所の共催。

 武力紛争で国外に逃れた難民や、国内で住居を追われた避難民らは昨年末時点で6530万人に上った。長引くシリア内戦や過激派組織「イスラム国」(IS)の台頭を受け、中東などから欧州諸国に難民や移民が大量流入したことを背景に、第2次世界大戦後で初めて6千万人を突破。事態は深刻さを増している。

 グランディ氏は、被爆地広島で、危機から逃れる人々と受け入れコミュニティーのつながりや、緊急人道支援、国際社会の連帯などの必要性を訴える予定。

 英語(同時通訳付き)、無料、先着280人。メールで事前に申し込む。件名「11月27日講演会申し込み」①名前②所属・学校名③連絡先(メールアドレス)を書き、次のアドレスに送る。peacebuilding@hiroshima-cu.ac.jp

(2016年11月15日朝刊掲載)

年別アーカイブ