×

ニュース

海兵隊員逮捕で再発防止を要請 岩国基地に市・山口県

 岩国市の米海兵隊岩国基地所属の隊員の男(20)が12日未明に広島市中区で起こした暴行事件を受け、岩国市と山口県は14日、同基地と防衛省岩国防衛事務所に口頭で再発防止を要請した。

 市基地政策課の山中法光課長たちが岩国基地で、外出・飲酒規制の順守や教育の徹底などの再発防止策を取るよう強く要請。同基地のライル・ギルバート報道部長は「日本の警察に全面的に協力する。規制は順守されるべきであり綱紀の保持などを図る」と答えた。

 同基地の海兵隊員には、外出は午前1時まで、飲酒は同0時までの規制があるが、隊員の男は酒を飲んで会社員男性を殴ったとして、12日午前2時半ごろ広島中央署に暴行容疑で現行犯逮捕された。

 「米兵の犯罪を許さない岩国市民の会」(大川清代表)は14日までに、同基地に抗議文を送付。「事件事故が増加する」として、最新鋭ステルス戦闘機F35Bの配備や米空母艦載機移転計画に反対するよう市に要望した。

(2016年11月15日朝刊掲載)

年別アーカイブ