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広島サッカー場問題 中央公園案に住民反対署名 基町の一部自治会

 広島市中区の中央公園自由・芝生広場がサッカースタジアム建設候補地の一つに挙がる中、地元の市営基町住宅の自治会の一つが建設に反対する署名を153人分集めた。試合開催時に懸念される騒音や迷惑駐車を理由に挙げている。

 高層18号棟の第1コア自治会(全112世帯)で、広場に最も近い。同自治会によると、広島県と市、広島商工会議所、J1サンフレッチェ広島の4者が9月14日のトップ会談で広場を「第3の候補地」に加えた後に、住民の要望を受けて反対署名を募り、約8割の世帯から集まったという。

 市側への提出時期は未定。沖野富美子会長(65)は「スタジアムが建てば、騒音などの影響を一番受ける場所だ」と話している。

 市営基町住宅は中、高層の1~20号棟があり、2466世帯計4266人(4月1日時点)が入居。同住宅の全自治会が加盟する基町連合自治会は今月6日の定期会合で、中央公園広場での建設に反対する方針を固め、4者に質問状を送る構えでいる。

(2016年11月16日朝刊掲載)

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