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原爆ドーム 鉄柵塗り直し 業者団体奉仕 「塗装の日」 広島市中区

 「いいいろ塗装の日」(11月16日)に合わせ、日本塗装工業会県支部の西部、南部両地区は15日、広島市中区の原爆ドームを囲う柵を塗り直す奉仕を2日間の日程で始めた。

 初日は、広島、廿日市両市の塗装会社13社から計20人が参加。高さ約1・2メートル、周囲約230メートルの鉄柵に付いた泥、さびをブラシやサンドペーパーで落とした後、さび止めが入った黒色の塗料をはけやローラーで手際よく塗っていった。

 同支部は塗装の魅力を伝えようと1987年から毎年、平和記念公園などで奉仕を続ける。参加した佐伯区の佐々木昭二さん(66)は「世界遺産の保存に少しでも携われて誇りに思う。観光客に気持ちよく見てもらいたい」と話した。

(2016年11月16日朝刊掲載)

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