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松井市長にユニタール賞 研修支援評価

 国連訓練調査研究所(ユニタール、本部スイス・ジュネーブ)は29日、広島市の松井一実市長にユニタール・グローバル・パートナー賞を贈った。ユニタール広島事務所(中区)の研修事業などに対する市の支援を評価した。

 広島事務所のアレクサンダー・メヒア所長が市役所を訪れ、松井市長に記念のメダルを手渡した。メヒア所長は「被爆地での研修は研修生に大きな影響を与えている」と感謝。松井市長は「平和の尊さを理解するには広島を訪れてもらうのが最適」と引き続き協力する姿勢を示した。

 ユニタール広島事務所は2003年開設。これまでに61カ国の政府関係職員や研究者延べ約2800人が研修に訪れた。市は研修に協力するとともに年700万円の補助金を出している。

 ことしのグローバル・パートナー賞は松井市長をはじめ、国際協力機構(JICA)の大島賢三顧問たち5カ国の7人が受賞。創設された昨年は湯崎英彦知事たち12人が選ばれた。(藤村潤平)

(2012年6月30日朝刊掲載)

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