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食と農問う映画祭 12作品上映 26日から広島

 食や農、環境にまつわる作品を上映する「食と農の映画祭」が26日、広島市中区のサロンシネマで始まる。12月2日まで。8回目の今回は広島県初公開の6本を含む12本を1日6、7本紹介する。

 実話に基づく「はなちゃんのみそ汁」は、31歳で世を去る母が、生きる力を身に付けさせようと娘に料理を教えるドラマ。関連のドキュメンタリー「いただきます みそをつくるこどもたち」は、その娘が通う保育園の1年を追う。食を大切にした子育てに光を当てる。

 東日本大震災と原発事故後の福島県が舞台の「無念 浪江町消防団物語」は、消防団員の苦悩を描くアニメーション。27日の上映後、エンディング曲を歌う浪江町出身のシンガー・ソングライター門馬よし彦のライブもある。岩国市の山奥に暮らす老夫婦を追ったドキュメンタリー「ふたりの桃源郷」、山菜料理が彩る劇映画「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」など幅広い作品が並ぶ。

 同映画祭実行委員会の主催。1プログラム1300円(前売り千円)。前売りの5枚組み回数券4千円や、フリーパス券6千円もある。Tel082(285)8165。(余村泰樹)

(2016年11月19日朝刊掲載)

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