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「被曝なき世界」訴え 広島でデモ

 関西電力大飯原発3号機の再稼働に反対するデモが1日、広島市中区の中心部であった。反原発を訴える広島県内の市民団体などがインターネットを通じて呼び掛け、約250人が参加した。

 参加者は中区の原爆ドーム前に集合。呼び掛け人の一人、市民団体「変えよう!被曝(ひばく)なき世界へ 市民アライアンス」(西区)の森本道人副代表(28)が「広島からも再稼働反対の意思表示をしよう」と訴え、スタートした。

 「原発いらない」などと声を上げながら、本通り商店街など約2キロを1時間かけて行進。「子どもを守れ」などと書かれたプラカードを持ってアピールした。

 福島第1原発事故の影響で、福島県飯舘村から安佐北区に家族で避難している青木達也さん(38)も「再稼働は絶対に許せない」と行進に加わった。光市の主婦山本智子さん(37)は「政府は考え直すべきだ」と訴えた。(榎本直樹)

(2012年7月2日朝刊掲載)

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