×

ニュース

秋葉市長、「国連総会議長が理解」と訪米の成果強調

■記者 森田裕美

 10月27日に米・ニューヨークの国連本部を訪問した秋葉忠利広島市長は4日、市役所で会見。自らが会長を務める平和市長会議の活動に、デスコト国連総会議長が理解を示したと強調した。

 秋葉市長はデスコト議長に対して平和市長会議が核兵器廃絶への道筋を提案する「ヒロシマ・ナガサキ議定書」を説明。各国政府の取り組みが進むよう協力を要請した。来年8月の平和記念式典への出席も要請した。

 これに対し、デスコト議長は核兵器廃絶については「できる限り協力する」と答え、「日程が調整できれば広島も訪問したい」と述べたという。

 秋葉市長は「国連総会の方向性を決める議長がヒロシマや平和市長会議に理解を示してくれた。目標に近づくことができると期待している」と振り返った。

(2008年11月5日朝刊掲載)

関連記事
広島市長 国連で核廃絶訴え 総会議長に署名手渡す (08年10月30日)
ヒロシマ・ナガサキ議定書 核廃絶の推進力へ知恵絞る(08年6月30日)
平和市長会議がヒロシマ・ナガサキ議定書発表 (08年5月13日)

年別アーカイブ