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原発と巨大地震テーマにシンポ 広島

 広島弁護士会は15日午後1時から、シンポジウム「原発と巨大地震」を広島市中区富士見町のエソール広島の多目的ホールで開く。福島第1原発事故を引き起こしたような巨大地震が中四国地方で起きる可能性などについて、地震の専門家や原発関連訴訟を扱う弁護士の意見を聞き、今後の原発のあり方を考えるのが狙い。

 シンポでは、高知大の岡村真教授(地震地質学)が伊方原発(愛媛県)について基調講演。伊方原発差し止め訴訟の弁護団長の薦田伸夫弁護士と、島根原発(松江市)差し止め訴訟の原告代理人の水野彰子弁護士を加え、3人でパネルディスカッションする。広島弁護士会の定者吉人公害対策・環境保全委員長がコーディネーターを務める。

 定者委員長は「伊方原発は広島市の西南約100キロにあり、万一の場合には大きな影響が出る恐れがある。自分の問題として考えるきっかけにしてほしい」と参加を呼び掛けている。入場無料。広島弁護士会Tel082(228)0230。

(2012年7月2日朝刊掲載)

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