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島根原発 原子力防災訓練 広島への避難 協力を要請へ 島根知事が意向

 島根県の溝口善兵衛知事は24日、中国電力島根原発(松江市鹿島町)の事故に備えた原子力防災訓練で、広島県への住民避難訓練に同県の湯崎英彦知事が要請があれば協力する考えを示したことに対し、「ありがたいことだ」と述べ、協力を求めていく考えを示した。

 島根県は原発事故に備えた広域避難計画で、島根原発30キロ圏の松江、出雲、雲南、安来市の約27万人の避難先に広島、岡山県の計49市町村を指定。だが、県外への住民避難訓練は実施できていない。溝口知事はこの日の会見で、岡山県も含め「今後よく相談していきたい」とした。

 湯崎知事は15日の会見で「(島根県が)広島の避難所まで連携した訓練をしたいということであれば、もちろん協力していく」と述べた。(秋吉正哉)

(2016年11月25日朝刊掲載)

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