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放影研移転の協力依頼 広島市、市医師会に文書

 日米両政府が共同運営する放射線影響研究所(放影研、広島市南区)の移転問題で市は25日、移転先として検討している市総合健康センター(中区)に検査施設を持つ市医師会へ正式に協力を依頼した。

 医師会は、老朽化した市医師会館(西区)の建て替えを議論中。市の案では、センター2~4階にある医師会の「臨床検査センター」が新会館に移り、空いたスペースに放影研が入る形を想定している。

 市は口頭で打診してきたが、この日は担当者が医師会の松村誠会長を訪ね、新会館への検査施設移転を文書で要請。医師会は検討を進めるという。松井一実市長は記者会見で「少し方向性が見えてきており、大事にしたい。(関係団体の)了解が得られるように調整をしっかりやりたい」と述べた。(長久豪佑)

(2016年11月26日朝刊掲載)

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