×

ニュース

米軍再編 外国人客増加見込み 飲食店経営者ら おもてなし学ぶ 岩国

 外国人客への接客について学ぶ講演会が28日、岩国市三笠町の県岩国総合庁舎であった。米海兵隊岩国基地(同市)に2017年ごろまでに予定される空母艦載機移転で、外国人住民の増加が見込まれていることから県飲食業生活衛生同業組合岩国支部が初めて企画した。

 市内の飲食店経営者たち約40人が参加。通訳・翻訳業ラストル沙央莉さん(31)=同市南岩国町=が、岩国基地関係者たちへのアンケートで、英語メニューの導入▽料理内容の明記▽店名の英語表記―などの要望が多かったことを説明した。

 大阪の飲食店が、外国人向けのPRサイト登録や、英語メニューの工夫により外国人客を増やした例も紹介。「岩国にとって絶好のチャンス。外国人にも住みよい街にしてほしい」と呼び掛けた。

 参加したバー経営吉谷彰展さん(27)=同市室の木町=は「気軽にお店に来てもらえれば、外国人との交流も深まる。少しでもメニューを説明できるようになりたい」と話していた。(馬上稔子)

(2016年11月29日朝刊掲載)

年別アーカイブ