のんさん すずの世界歩く 「この世界の片隅に」 写真集16日全国発売
16年11月29日
戦中の呉、広島の両市を主な舞台に描くアニメ映画「この世界の片隅に」で主人公の声を演じた俳優のんさんが、呉市内の映画ゆかりの地で撮影した写真集を作った。12月16日から全国の書店で販売する。
タイトルは「のん、呉へ。2泊3日の旅―『この世界の片隅に』すずがいた場所」(双葉社)。B5判で128ページ。1620円。片渕須直監督(56)との対談も収めた。
のんさんは10月24~26日、映画の舞台となった国重要文化財の旧澤原家住宅やJR呉駅で撮影した。呉海軍工廠(こうしょう)跡地が見渡せる歴史の見える丘や倉橋町の桂浜などの名所も巡った。
写真集は、映画を通して呉に興味を持ったのんさん自身が提案。撮影当時、のんさんは「町を歩いて人と話し、すずが生きた世界をより理解できた」と話していた。
アニメ映画は広島市西区出身のこうの史代さんの同名漫画が原作で、現在全国で公開している。広島生まれの主人公すずが、結婚を機に呉で暮らし、空襲や家族の死、食糧難などを体験しながらも、たくましく生きる姿を描く。(小笠原芳)
(2016年11月29日朝刊掲載)
タイトルは「のん、呉へ。2泊3日の旅―『この世界の片隅に』すずがいた場所」(双葉社)。B5判で128ページ。1620円。片渕須直監督(56)との対談も収めた。
のんさんは10月24~26日、映画の舞台となった国重要文化財の旧澤原家住宅やJR呉駅で撮影した。呉海軍工廠(こうしょう)跡地が見渡せる歴史の見える丘や倉橋町の桂浜などの名所も巡った。
写真集は、映画を通して呉に興味を持ったのんさん自身が提案。撮影当時、のんさんは「町を歩いて人と話し、すずが生きた世界をより理解できた」と話していた。
アニメ映画は広島市西区出身のこうの史代さんの同名漫画が原作で、現在全国で公開している。広島生まれの主人公すずが、結婚を機に呉で暮らし、空襲や家族の死、食糧難などを体験しながらも、たくましく生きる姿を描く。(小笠原芳)
(2016年11月29日朝刊掲載)