×

ニュース

低レベル廃棄物 来年2月搬出へ 島根原発 中電発表

 中国電力は30日、島根原発(松江市鹿島町)で出た低レベル放射性廃棄物を詰めたドラム缶440本を、2017年2月に青森県六ケ所村の埋設センターへ搬出すると発表した。ことし10月に搬出予定だったが、ドラム缶の放射能を測る機器の不具合が見つかり、測定し直していた。

 再測定の作業を28日に終了。今後、日本原燃の監査を受け、搬出に使用する専用船の手配を他の電力会社などと調整する。島根原発30キロ圏の島根、鳥取県と両県6市に搬出の時期を伝えた。

 搬出されれば、13年6月以来3年8カ月ぶり。中電はことし3月末、ドラム缶(200リットル入り)440本を搬出する計画を公表したが、検査装置の不具合で時期を未定としていた。島根原発ではドラム缶4万5500本を貯蔵でき、ことし10月末現在で約3万2千本を保管している。

(2016年12月1日朝刊掲載)

年別アーカイブ