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　広島県被団協（坪井直理事長）は１日、広島市中区で理事会を開き、空席となっていた事務局長に元原爆資料館長の前田耕一郎氏（６８）＝安佐北区＝を充てることを決めた。同日付で就任した。

　前田氏は鹿児島県西之表市出身。１９７４年に広島市職員となり、広島国体実行委員会事務局事業課長、原爆資料館副館長などを経て、２００６～１３年に館長を務めた。

　県被団協は、ことし５月の総会で清水弘士前事務局長が退任したのを受け、後任の人選を進めていた。前田氏は６月から県被団協の事務局員をしており、中国新聞の取材に「これまでと同様に、被爆者を支えるためのお手伝いをしたい」と話した。

（２０１６年１２月２日朝刊掲載）