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ゆだ苑に手編みの贈り物 コープやまぐち組合員

 コープやまぐち(山口市小郡上郷)の組合員が1日、山口市元町の県原爆被爆者支援センターゆだ苑に編み物79点と、寄付金20万円を贈った。

 組合員18人がゆだ苑を訪れ、岩本晋理事長(73)と県被団協の森田雅史会長(74)に手渡した。岩本理事長は「励ましと受け止めている。世界情勢は見通せないが、途切れることなく活動を続けたい」と話した。ゆだ苑は来年2、3月にある健康診断で被爆者に配る。

 組合員による手編みの贈り物は「平和に関して日常的な取り組みをしよう」と、1986年に始まった。県内7地域ごとに毛糸や編み物のピースを集め、膝掛けやマフラーなどに編み上げている。

 岩国地域の木村雅子さん(54)=岩国市平田=は「平和について考えるきっかけになっている。若い世代の参加をもっと呼び掛けていきたい」と話した。(宮野史康)

(2016年12月2日朝刊掲載)

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