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ボリビア高官 平和公園訪問 広島市中区

 ボリビアのファン・カルロス・アルラルデ・テハダ外務次官(52)が2日、広島市中区の平和記念公園を初めて訪れた。原爆資料館などを見学し「人類はこんなひどいことを絶対に忘れてはならない」と強調した。

 アルラルデ氏は、広島平和文化センターの小溝泰義理事長の案内で館内を巡り、被爆直後の市街地の模型などを見学。原爆慰霊碑に花輪を手向けた後、元安川を挟んだ対岸から原爆ドームを見た。

 ボリビアは、世界初の非核地帯条約(トラテロルコ条約、1968年発効)を中南米の各国と結んでいる。アルラルデ氏は「人類の無力さを感じた。紛争は対話で解決すべきだ」と語った。外務省の招きで11月29日に来日した。

(2016年12月3日朝刊掲載)

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