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倉掛のぞみ園 被爆者見舞う 広島市長

 広島市の松井一実市長は2日、安佐北区の原爆養護ホーム「倉掛のぞみ園」で被爆者を見舞った。19日までに他の市内の原爆養護ホーム3園と広島赤十字・原爆病院(中区)を訪れる。

 松井市長はホールで入園者約60人と面会。「広島が素晴らしい町になったのは、71年前の悲惨な状況を乗り越えたから。平和を願う気持ちを大事にしたい」とあいさつ。入園者代表の新宅実夫さん(85)に花束、油木セクミさん(94)にメッセージカードを手渡した。居室も回り、入園者の手を握って励ました。

 松井市長は毎年8月6日の原爆の日の前と年末に同ホームや病院を訪れている。新宅さんは「ありがたい言葉を頂いた。来年も元気に過ごしたい」と話した。

(2016年12月3日朝刊掲載)

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