×

ニュース

米の艦載機移転 集会で反対訴え 広島市中区で市民団体

 岩国市の米海兵隊岩国基地の機能強化に反対する集会が4日、広島市中区のJMSアステールプラザであった。市民団体のピースリンク広島・呉・岩国が開き、市民約50人が参加した。

 NPO法人ピースデポ(横浜市)の湯浅一郎副代表(66)は、来年ごろまでに計画される岩国への空母艦載機移転について「戦争で中心を担う部隊。米軍再編で岩国の機能強化が突出している」と懸念を示した=写真。安全保障関連法で自衛隊が米軍の後方支援を拡大できるようになったとし「自衛隊と米軍の連携の動きを注視する必要がある」とも呼び掛けた。

 基地監視団体リムピースの田村順玄共同代表(71)は、岩国に配備計画がある最新鋭ステルス戦闘機F35Bの出火事故について「システムに問題はないとする米国の説明は信用できない」とし、配備反対を訴えた。

(2016年12月5日朝刊掲載)

年別アーカイブ