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05年の許可巡り双方主張 島根3号機訴訟

 中国電力島根原発(松江市鹿島町)で建設中の3号機について、20都道府県の住民428人でつくる原告団が、国や中電に運転差し止めなどを求めた訴訟の第13回口頭弁論が5日、松江地裁であった。

 当時の基準で判断された2005年の設置変更許可の無効を求める原告側は、「当時の判断対象と審理方法の議論を深めるべきだ」と訴えた。一方、国は新規制基準について「より強化された別途の安全対策を規定することとしており、合理的だ」と主張した。中電は「現段階で主張することはできない」とした。

 次回口頭弁論は17年3月6日に開かれる。

(2016年12月6日朝刊掲載)

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