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「広島の発信 核軍縮手助け」 米学生ら市長訪問

 平和学習のため広島市を訪れている米国シカゴのデュポール大の学生17人と教員2人が6日、市役所に松井一実市長を訪ねた。「広島の平和のメッセージは核軍縮の手助けになっている」などと感想を伝えた。

 学生は、広島、長崎両市の働き掛けで同大が設けた「広島・長崎講座」の一環で訪問。2日から平和記念公園(中区)で原爆資料館を見学したり被爆体験を聴いたりした。松井市長から「被爆の実態を次世代にも伝えてほしい」と激励された。

 また、安倍晋三首相が5日発表したハワイの真珠湾訪問にも注目。2年サラ・ラバーバラさん(20)は記者団に「トランプ次期大統領に、寛容な心を持つ大切さを思い出させてくれる」と歓迎した。

 広島での学習は、同大の宮本ゆき准教授(48)=中区出身=が引率し、2005年以降、6回目。市内での活動はこの日までで7日に長崎市に移動する。

(2016年12月7日朝刊掲載)

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