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奈良から千羽鶴 広島の原爆の子の像へ オバマ氏訪問で高い関心

 奈良県立美術館(奈良市)で開かれた折り紙体験イベントで、参加者が平和への思いを込めて折った千羽鶴2束が6日、広島市中区の平和記念公園にある「原爆の子の像」に手向けられた。

 同館は10~11月、平安期発祥とされる折り紙に親しんでもらうイベントの一環で、15センチ四方の千代紙で折り鶴を作るコーナーを設置。5月のオバマ米大統領の広島訪問があって参加者の関心は予想以上に高く、広島へ届けることにしたという。国内外1415人分の計2千羽が集まった。

 この日、同館広報大使の川本三栄子さんらが持参。市平和推進課の職員に託し、碑のそばにある展示ブースにつるされた。川本さんは「平和を願う多くの思いを届けることができてうれしい」と話していた。(長久豪佑)

(2016年12月7日朝刊掲載)

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