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原爆ドーム電飾 時間を一部短縮

 原爆ドーム(広島市中区)の世界遺産登録20年に合わせ、市は7日夜、ドーム周辺の木や生け垣に青の電飾をともし始めた。市民や被爆者から事前に批判が寄せられた中、一部の点灯時間を短縮する。

 2月5日まで、ドームを囲む生け垣と、周囲にある12本の木に発光ダイオード(LED)ライト計約4万5千個を取り付ける。市は当初、すべてのライトを午後5時半~10時半につける予定だったが、生け垣部分は午後7時で消す。市観光政策部は「6日夜に試験点灯をしたところ、ドームより電飾が目立ったため」としている。

 今回の電飾を巡っては、「慰霊の場にふさわしくない」との批判が市に相次いでいた。

(2016年12月8日朝刊掲載)

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