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被爆2世訴訟 2月にも提訴 広島・長崎両地裁に

 被爆2世に対する国の援護が不十分として、全国被爆二世団体連絡協議会が準備している集団訴訟で、弁護団は来年2月にも広島、長崎の両地裁へ提訴する方針を決めた。原告は広島、長崎の被爆2世各20人程度となる見通し。

 同協議会は、被爆者援護法の2世への適用などを国に求めてきたが、実現の見通しは立っていない。弁護団長の在間秀和弁護士は「国は必要な法的措置を怠っている」と主張。国に損害賠償を求める形で2世への援護拡大を迫るという。

 同協議会はことし2月の総会で、集団訴訟に初めて取り組む方針を決め、学習会を重ねている。弁護団は今月6日に長崎市で会議を開き、訴訟に向けた日程や流れを確認した。

(2016年12月9日朝刊掲載)

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