元広島大生の嘉陽さん 被爆瓦寄贈 米から賛辞
12年7月10日
広島の被爆瓦を海外の大学に贈る活動を続けている元広島大生で福島大履修生の嘉陽礼文さん(34)=広島市西区=を、近く瓦を受ける米タルサ大のシェリル・マザリー副理事が訪ね、活動の意義をたたえた。
東広島市のJR東広島駅で嘉陽さんが出迎え、広島大キャンパスで上真一理事・副学長たちと会食後、歓談した。マザリー副理事は「平和について人々に啓発する上で大きな貢献だ」とし、「学生や地域の人々が見られるよう、大学の図書館に展示したい」と話した。嘉陽さんは「平和教育に活用してください」と答えた。
沖縄県出身の嘉陽さんは、中学生の時に修学旅行で広島を訪れ、被爆瓦の存在を知った。2002年に広島大法学部に進学後、広島市の許可を得て元安川などで瓦を集め、これまで海外10カ国の22大学に贈った。今月下旬、新たにタルサ大など13カ国の28機関に贈る。
3月に案内文を受け取ったマザリー副理事が嘉陽さんとの対面を希望し、京都大などとの留学の打ち合わせで来日したのを機に立ち寄った。(山田祐)
(2012年7月10日朝刊掲載)
東広島市のJR東広島駅で嘉陽さんが出迎え、広島大キャンパスで上真一理事・副学長たちと会食後、歓談した。マザリー副理事は「平和について人々に啓発する上で大きな貢献だ」とし、「学生や地域の人々が見られるよう、大学の図書館に展示したい」と話した。嘉陽さんは「平和教育に活用してください」と答えた。
沖縄県出身の嘉陽さんは、中学生の時に修学旅行で広島を訪れ、被爆瓦の存在を知った。2002年に広島大法学部に進学後、広島市の許可を得て元安川などで瓦を集め、これまで海外10カ国の22大学に贈った。今月下旬、新たにタルサ大など13カ国の28機関に贈る。
3月に案内文を受け取ったマザリー副理事が嘉陽さんとの対面を希望し、京都大などとの留学の打ち合わせで来日したのを機に立ち寄った。(山田祐)
(2012年7月10日朝刊掲載)