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長門会談に岸田氏同席

 岸田文雄外相は13日の記者会見で、15日に長門市である安倍晋三首相とプーチン・ロシア大統領との会談に同席すると正式に発表した。北方領土問題の解決に向けて「自分たちの世代で努力をしたい」と述べた。

 岸田氏は15日に来日するプーチン氏を安倍首相と迎え、同市の温泉旅館である首脳会談に同席する。ロシアとの領土交渉の見通しについては「この1度の会議で解決するような簡単な話ではない」としながらも、北方領土の元住民の高齢化が進む現状を踏まえ、「一歩一歩前進させたい」と意欲を示した。

 ロシアのラブロフ外相との外相会談など他の日程については調整中という。

 両首脳は16日に東京へ移動後、経済協力に重点を置く会談にも臨む。被爆者団体などが求めていたプーチン大統領の広島訪問は実現しない見通しとなっている。

(2016年12月14日朝刊掲載)

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