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原爆ドーム周辺での電飾 来訪者に賛否調査へ 広島市

 広島市は14日の市議会経済観光環境委員会で、世界遺産登録20年に合わせて原爆ドーム(中区)周辺で始めた電飾について、来訪者に賛否を問うアンケートをする方針を明らかにした。追悼と観光とのバランスを配慮した施策を考える上で今後の参考にする。

 市観光政策部の担当者は共産党の委員から今後の対応を聞かれ、計画通り来年2月5日まで点灯を続けると答弁。その上で「期間中に賛否を問うアンケートをしたい」と述べた。

 同部によると、試験点灯前日の5日から13日までに、市へ問い合わせが48件あり、内訳は賛成が7件、反対が41件だった。アンケートの具体的な時期や手法は今後詰める。

 市議会では13日の建設、14日の総務の各委員会でも共産党の委員が批判的な立場から取り上げた。(坂本顕)

(2016年12月15日朝刊掲載)

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