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オスプレイ不時着 同型機の運用禁止など要請 山口県議8人

 米軍普天間飛行場所属の垂直離着陸輸送機オスプレイが沖縄県沖に不時着、大破するなど相次ぐ米軍機の事故を受け、山口県議8人が16日、原因が究明され再発防止策が明らかになるまで、同型機の米海兵隊岩国基地(岩国市)での運用禁止を国に求めることなど4項目を県に申し入れた。

 ほかの項目は、在沖縄米軍トップのニコルソン沖縄地域調整官の「暴言」に遺憾の意を示す▽岩国基地に配備計画のある最新鋭ステルス戦闘機F35Bについて、日本政府が主体的に安全性を確認するまで配備容認を留保する―など。

 佐々木明美県議(社民党・市民連合、宇部市)が村岡嗣政知事宛ての文書を矢敷健治岩国基地対策室長に手渡した。矢敷室長は「オスプレイは米側が安全を確認するまで一時、飛行停止したと承知している。運用禁止を国に求めることは考えていない」などと答えた。

(2016年12月17日朝刊掲載)

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