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平和願う師走の合唱 1757人が「第九ひろしま」

 年の瀬にベートーベンの交響曲第9番「合唱」を響かせる「第九ひろしま」が18日、広島市西区の広島サンプラザであった。史上最多の1757人の合唱団が、歓喜の歌を高らかに歌い上げた。

 東区出身の山下一史が指揮。広島交響楽団の演奏で、29都道府県から集まった7~94歳でつくる合唱団が平和への願いを込めた。終盤には約2600人の観客も加わり、迫力ある歌声で会場を満たした。佐伯区の主婦相原洋子さん(56)は「一体感が素晴らしい。いつかステージに立ちたい」と話していた。

 前半は、バンドネオン奏者の小松亮太がピアソラの「リベルタンゴ」など5曲を奏でた。中国放送と中国新聞社の主催で1985年から毎年、開いている。(余村泰樹)

(2016年12月19日朝刊掲載)

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