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2世界遺産 歩いて結ぶ 登録20年 広島県などイベント

 ことし世界遺産登録20年となった原爆ドーム(広島市中区)と厳島神社(廿日市市宮島町)を歩いて巡るイベントが18日、両世界遺産を結ぶ約20キロのコースであった。県内外のウオーキング愛好者や親子連れ約300人が、街並みや海沿いの景色とともに楽しんだ。

 参加者は中区の旧広島市民球場跡地をスタート。原爆ドームを見ながら平和記念公園内を通った後、広島湾に沿って歩いた。最後はフェリーに乗り、宮島(廿日市市宮島町)に渡ってゴールした。

 小学生の子ども2人と参加した中区の会社員渡辺真央さん(41)は「広島には見どころが多い。県外からのお客さんにもPRできるイベントとして続けてほしい」と話していた。

 原爆ドームと厳島神社が1996年12月に世界遺産へ登録され、20年となったのを記念し、県や両市などが初めて企画した。(永山啓一)

(2016年12月19日朝刊掲載)

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