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台湾姉妹校へ友好の折り鶴 尾道特別支援学校が300個 訪問時に持参

 尾道特別支援学校(尾道市栗原町)が、姉妹校の台湾・嘉義(かぎ)市の国立嘉義特殊教育学校との交流を進めている。児童たちはテレビ電話で互いに学校生活を紹介。来年度は、高等部の1年生12人が初めて修学旅行で訪問する。

 19日、尾道特別支援学校の教室で12人が、相手校に贈る折り鶴を折り、メッセージを添えた。平和記念公園(広島市中区)の原爆の子の像にささげられた折り鶴の再生紙を使った。これまでに全校児童、生徒計約200人が、相手校の子どもの数に合わせ約300個を折った。

 23~25日、服部秀樹校長たちが修学旅行の下見で折り鶴を持参する。高等部1年の高橋祥太さん(16)は「気に入ってもらえたらうれしい」と話した。

 両校は2015年9月に姉妹校の提携をした。これまで3回、テレビ電話で部活動の成果を披露するなどしてきた。来年11月には2泊3日の修学旅行で交流する。服部校長は「異文化を体験して視野を広げてほしい」と期待する。(新山京子)

(2016年12月20日朝刊掲載)

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