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在韓被爆者支え40年 市民の会 中区で記念集会

 韓国の原爆被害者を救援する市民の会(大阪府豊中市)は14日、結成40年の記念集会を広島市中区の市まちづくり市民交流プラザで開いた=写真。会員や支援者たち約60人が出席した。

 市場淳子会長が講演し「既に多くの在韓被爆者が亡くなった。韓国の被爆2世、3世とともに思いを引き継ごう」と強調した。日本政府に対し、在韓被爆者への謝罪と補償、国内の被爆者と同等の援護などを求めていくことを確認した。

 講演に先立ち、駐広島韓国総領事館(南区)の辛亨根(シンヒョングン)総領事が「皆さんの粘り強い活動が世論を動かしてきた。韓国と日本の友好関係を築く礎になってほしい」と述べた。

 同会は1971年12月に結成。募金活動をして在韓被爆者の渡日治療や、裁判闘争などを支えてきた。会員数約800人。(門脇正樹)

(2012年7月15日朝刊掲載)

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