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米軍機低空飛行 実態と被害学ぶ 浜田で講演会

 米海兵隊岩国基地(岩国市)所属機による低空飛行訓練の実態と被害を伝える講演会が15日、浜田市旭支所であった。市内外の115人が出席し、声を上げていくことの大切さを学んだ。

 基地監視団体「リムピース」共同代表の田村順玄・岩国市議(66)は米軍の報告書などを基に「垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが中国山地を飛ぶ可能性がある」と指摘。「具体的な事実を確認して政府にぶつけることが大切」と呼び掛けた。

 低空飛行が原因とされる衝撃で自宅と土蔵が全半壊した津山市の農業井口貞信さん(67)は「国は文書での回答を示さない。起きたことは記録しなければならない」と主張した。

 浜田市議4人が主催した。浜田市旭町では昨年12月の機器設置以降、騒音を205回確認している。(黒田健太郎)

(2012年7月16日朝刊掲載)

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