宇根さんの心 忘れまい 南区でしのぶ会
12年7月17日
広島市内各地に立つ原爆死没者の慰霊碑に供養の献水を続け、2月に93歳で亡くなった被爆者の宇根利枝さんをしのぶ会が15日、南区の被爆建物「E.R.E.宇品御幸ビル」(旧中国配電南部変電所)であった。
宇根さんが生前よく利用した同ビルのレストランに、交流のあった約30人が県内外から集った。ヒマワリ畑で笑う宇根さんの写真を前に、宇根さんの活動をテーマにした歌を全員で合唱した後、思い出を語り合った。
8月6日の平和記念式典に先立つ献水を2004年に引き継いだ浄水器販売店経営の谷安啓(やすひろ)さん(33)=南区=は「『生まれ変わって命の続きを謳歌(おうか)して』と碑に語りかける姿が目に焼き付いている。できる限り活動を続けたい」と誓った。
長男の俊雄さん(71)=南区=は「私の知らない母の姿をたくさん教えていただいた。多くの人に愛されていたと実感した」と感謝していた。(山本堅太郎)
(2012年7月16日朝刊掲載)
宇根さんが生前よく利用した同ビルのレストランに、交流のあった約30人が県内外から集った。ヒマワリ畑で笑う宇根さんの写真を前に、宇根さんの活動をテーマにした歌を全員で合唱した後、思い出を語り合った。
8月6日の平和記念式典に先立つ献水を2004年に引き継いだ浄水器販売店経営の谷安啓(やすひろ)さん(33)=南区=は「『生まれ変わって命の続きを謳歌(おうか)して』と碑に語りかける姿が目に焼き付いている。できる限り活動を続けたい」と誓った。
長男の俊雄さん(71)=南区=は「私の知らない母の姿をたくさん教えていただいた。多くの人に愛されていたと実感した」と感謝していた。(山本堅太郎)
(2012年7月16日朝刊掲載)