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「さようなら原発」集会 広島では300人行進

 広島県内の大学教授や弁護士、平和活動家たちでつくる「さよなら原発ヒロシマの会」(広島市中区)が16日、脱原発を訴えて中区の本通り商店街などを歩いた。東京でこの日あった集会に合わせ、企画した。

 会の呼び掛けで集まった約300人が参加。「再稼働は絶対許さない」などと書かれたのぼりや横断幕を持ち、「原発いらない」と声を上げて歩いた。

 パレードに先立ち、中区の原爆資料館では市民による活動報告や講演もあった。福島県から家族で西区に避難している主婦岡本久美子さん(38)は「事故の収束宣言が出されてからも、不安な生活が続く。被爆者の思いや福島の人に寄り添い、つながりたい」と語った。(野田華奈子)

(2012年7月17日朝刊掲載)

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