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被爆者の老い進む 全国平均78.1歳 厚労省集計

 被爆者健康手帳を持つ被爆者の平均年齢は3月末で78・1歳となり、昨年の同時期より0・66歳上がったことが17日、厚生労働省の全国集計で分かった。被爆者数は昨年より8580人減の21万830人だった。

 厚労省が都道府県や広島、長崎両市が所管する手帳所持者のデータをまとめた。海外に住む被爆者4450人も含む。

 広島市の被爆者数は昨年より2226人減り6万6660人、平均年齢は77・62歳。同市を除く広島県内は1572人減の2万8926人で、平均年齢は80・21歳となった。

 一定の病気になると支給される健康管理手当の受給者は8478人減の17万8996人。原爆症認定をめぐって国の却下を不服とする訴訟が続く中、医療特別手当を受けている認定者は924人増の8121人だった。(岡田浩平)

(2012年7月18日朝刊掲載)

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