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「国際交流・協力の日」イベントに73団体 広島

■記者 増田咲子

 海外への支援や異文化理解の意義を考えるイベント「国際交流・協力の日」(活動団体でつくる実行委など主催)が16日、広島市中区の広島国際会議場や周辺で催された。73団体が講演や展示で活動を紹介し、紛争や飢餓が絶えない地域への支援も訴えた。

 国際協力機構(JICA)などのブースでは、青年海外協力隊員としてウガンダで中学校教師をしていた安佐北区の大下知慶さん(31)が、現地の子どもたちを写真で紹介。来場者を前に講演し「国際協力とは先進国が発展途上国に与えるのではなく、互いに学び合うこと」と力説した。

 各国の民芸品のバザーや料理屋台、世界の紛争、飢餓を映像と音楽で伝えるステージもあった。西区の会社員山田倫子さん(27)は「海外でボランティア活動をしてみたい気持ちが強くなった」と熱心に見学していた。

(2008年11月17日朝刊掲載)

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