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オスプレイ 反対行動求める意見 広島県議会で相次ぐ

 米海兵隊岩国基地(岩国市)に23日搬入される予定の垂直離着陸輸送機MV22オスプレイをめぐり、隣県の広島県議会では19日、山口県などと連携した反対行動や情報収集を県に求める意見が相次いだ。

 岩国基地所属の米軍機の低空飛行問題を扱う総務委員会で19日、公明党議員団の田川寿一氏(広島市西区)が「(墜落事故が相次ぐ)オスプレイは安全面で心配がある。山口県や広島県内の首長と連携して強い反対意思を示すべきだ」と主張。以前から先行搬入を当面中止するよう求めてきた県も「連携策を至急検討したい」と応じた。

 民主党県連の幹事長を務める民主県政会の中原好治氏(南区)も「危険な状況が起こる可能性が高い」と指摘。「県はもっと積極的に情報収集をするべきだ。場合によっては湯崎英彦知事が首相官邸に乗り込まないといけない」と促した。(野崎建一郎)

(2012年7月20日朝刊掲載)

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