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大統領退任後も核廃絶へ連携を 広島市長が手紙

 広島市の松井一実市長は、20日に退任するオバマ米大統領に対し、広島訪問の謝意を伝え、核兵器廃絶への今後の協力を呼び掛ける手紙を送った。平和首長会議(会長・松井市長)事務局の広島平和文化センターが6日明らかにした。

 手紙では、訪問に関して「被爆体験を原点に未来志向の重要性を強調され、大きな希望を抱いています」と強調。オバマ氏の退任後も、162カ国・地域7205都市が加盟する同会議とバラク・オバマ財団で、核兵器のない世界の実現へ連携したい旨をつづった。

 手紙は昨年12月16日付。センターによると、同月20日に小溝泰義理事長が東京の在日米大使館を訪れ、ケネディ大使に託した。大使は「大統領は真剣に受け止めるでしょう」と応じたという。(長久豪佑)

(2017年1月7日朝刊掲載)

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