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中電の原発ダクト腐食 「住民説明会必要」島根知事認識示す

 中国電力島根原発2号機(松江市鹿島町)の中央制御室の空調換気ダクトで腐食による穴や亀裂が相次ぎ見つかった問題で、島根県の溝口善兵衛知事は6日、中電が原発30キロ圏の住民向けに説明会を開く必要があるとの認識を示した。

 溝口知事は会見で、住民への丁寧な説明のため「(開催は)当然必要だ」と指摘。時期は、中電が進める原因究明と再発防止策の検討がまとまった上で、「原子力規制委員会の(対応)方針などが固まった段階」とした。

 島根、鳥取両県の6市にまたがる30キロ圏内の開催場所については「状況に応じて柔軟でいい」としながらも、島根県内だけでなく「鳥取側でも必要」と述べた。

(2017年1月7日朝刊掲載)

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