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平和の火 全県回りゴール

 核兵器廃絶を訴えながら県内23市町を走った「反核平和の火リレー」が20日、ゴール地点の平和記念公園(広島市中区)に到着した。

 この日は佐伯区役所前をスタート。午後6時ごろ、トーチを持った走者を先頭に8~81歳の走者14人が平和記念公園に姿を見せた。主催した県青年女性平和友好祭実行委員会のメンバーや観光客たちが拍手で出迎え、原爆慰霊碑前で一緒にゴールを喜んだ。

 最終走者の一人で被爆者の中村トシエさん(81)=中区=は「平和を願う広島の思いを背負って走った」と汗を拭った。

 リレーは6月27日、「平和の灯(ともしび)」から採火したトーチを掲げ、平和記念公園を出発。計3141人のランナーが897・2キロ(766区間)を走り継いだ。(長久豪佑)

(2012年7月21日朝刊掲載)

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