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祈りの日控え園内清掃 平和記念公園で2団体

 8月6日の原爆の日を前に、二つの市民グループが21日、広島市中区の平和記念公園内を清掃した。

 「平和の灯(ともしび)奉讃会」は、原爆慰霊碑北側の「平和の池」の汚れを落とした。同会の呼び掛けに園児からお年寄りまで約50人が参加。強い日差しの下、長靴やサンダル姿で水を抜いた池の底をブラシで丁寧にこすっていた。

 清掃活動は1964年から、原爆の日と正月の前に実施している。呉中央小6年川井和奏(わかな)さん(11)=呉市=は「平和を願う場所なので、丁寧に掃除した」と汗を拭った。

 「広島の世界遺産をきれいにする会」のメンバーと西区の山陽高の生徒計約140人は、園内の公衆トイレ5カ所を掃除した。スポンジやたわしで便器と床、壁を熱心に磨いた。(永里真弓)

(2012年7月22日朝刊掲載)

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