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原子力空母 配備後初の日米演習

■編集委員 山本浩司

 9月から在日米海軍横須賀基地(神奈川県横須賀市)を母港にしている原子力空母ジョージ・ワシントン(約97000トン)で17日、配備後初めての海上・航空自衛隊との合同演習が報道陣に公開された。

 沖縄本島東方約130キロを航行する同艦では、2014年以降、米海軍厚木基地(神奈川県)から米海兵隊岩国基地(岩国市)に移転するFA18ホーネット戦闘攻撃機やEA6Bプラウラー電子戦機などの艦載機の発着艦が頻繁に行われた。

 9月25日に原子力空母としては初めて日本を母港化した同艦は、クリスマス休暇を控えて間もなく横須賀基地に帰港、長期入港するとみられる。その期間中、訓練のため艦載機が岩国基地に飛来する可能性が高く、基地周辺だけでなく、中国地方の訓練空域下と周辺での騒音の拡大が懸念される。

(2008年11月18日朝刊掲載)

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