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基地政策「安全徹底を」 岩国市に団体要請

 岩国市の米海兵隊岩国基地への最新鋭ステルス戦闘機F35B配備を巡り、「市民政党『草の根』」の井原勝介代表たちが17日、市役所を訪れ、安心安全対策の徹底などを口頭で要請した。

 井原代表は米国内で10月に発生したF35Bの出火事故について「原因究明できておらず市民の不安は解消されていない」と指摘。国の財政支援措置を配備了承の条件に含めた市の対応を疑問視し「安心安全対策を基地政策の基本に据えてほしい」と求めた。

 また、岩国基地への米空母艦載機移転に関し「(2月初旬に同基地に飛来予定の)E2D早期警戒機は先行移転だ」と批判。高田昭彦・基地政策担当部長は「国からは先行移転でないと聞いており、詳細な説明を求めている」と答えた。

 米海兵隊は、国外初配備となるF35B10機が米アリゾナ州のユマ基地を9日に出発し岩国へ向かったと発表しており、近く岩国に到着する見通し。(野田華奈子)

(2017年1月18日朝刊掲載)

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