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F35の事故対策 国確認を要求へ 山口県・岩国市に団体

 岩国市の米海兵隊岩国基地への配備が始まった最新鋭ステルス戦闘機F35Bを巡り、市民団体「瀬戸内海の静かな環境を守る住民ネットワーク」は24日、「安全性は確認されていない」として、昨年10月の米国本土での出火事故の対策が徹底しているか国に確認するよう、近く市と山口県に求める考えを示した。

 久米慶典顧問たちが市役所で会見。出火原因とされる機体の兵器倉内のワイヤを束ねる支持具について、「新しい支持具に交換される必要があった」とするインターネット上のニュース記事を示した。岩国基地への配備機について「支持具が交換されているか国に確認し、替えていなければ飛行停止にするべきだ」と指摘した。

 国は同基地のF35Bに関し「米軍による点検が終了し異常がないと確認されている」と市に説明している。

(2017年1月25日朝刊掲載)

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