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「命のビザ」発給 杉原千畝に学ぶ 5日広島市中区でシンポ

 第2次世界大戦中、ナチス・ドイツの迫害から逃れるユダヤ人を救った「命のビザ」で知られる外交官、故杉原千畝の功績から命の尊さを学ぶシンポジウムが2月5日、広島市中区の原爆資料館である。入場無料。

 2部構成で、午前10時からの第1部は小中学生20人が対象。当時のユダヤ人が直面した困難を学び、人権の大切さを考えるワークショップを開く。

 第2部は午後1時半から。杉原千畝記念館(岐阜県八百津町)の国枝大索館長や外務省外交史料館の職員たち3人が、外務省の命令に反してビザを発給した杉原の苦悩を伝える資料などを紹介し、功績について語る。定員は200人。

 杉原の出身地である八百津町の主催。希望者は31日までに申し込む。問い合わせは同町タウンプロモーション室Tel0574(43)2111。

(2017年1月26日朝刊掲載)

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