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島根2号機ダクト腐食 住民説明会 開催へ 中電方針

 中国電力は25日、島根原発2号機(松江市鹿島町)の中央制御室の空調換気ダクトで腐食による穴や亀裂が相次いで見つかった問題で、住民説明会を開く方針を明らかにした。

 2号機の再稼働の前提となる国の審査状況について、同市で開いた自治体向け説明会で示した。中電島根原子力本部の長谷川千晃副本部長は「地域の皆さまにご心配をお掛けしている。一段落した段階で説明する場を設けたい」と述べた。原因究明や再発防止策の検討が終わった後での開催を予定している。

 ダクト腐食の問題を巡っては、溝口善兵衛知事が6日の会見で住民説明の機会が必要と指摘した。

 この日はまた、島根原発の防波壁(海抜15メートル、総延長1・5キロ)のうち、3号機北の一部(幅40メートル)の下が軟らかい砂であるため、地盤改良工事をすることも説明した。(秋吉正哉)

(2017年1月26日朝刊掲載)

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