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オバマ氏折り鶴 展示再延長 広島の原爆資料館 反響大きく

 広島市は31日、昨年5月に市を訪れた米国のオバマ大統領(当時)から贈られた折り鶴について、原爆資料館(中区)での展示期間を再延長すると発表した。同日までの予定だったが、依然として反響が大きいため、当面は公開を続ける。終了時期は未定という。

 市は、オバマ氏が自ら作り、地元の小中学生に手渡した折り鶴2羽と、芳名録に添えた2羽を資料館本館で昨年6月9日に公開。9月以降は各1羽を展示している。資料館や市には今も全国から「折り鶴はまだ見られるのか」などとの問い合わせがあるという。

 市平和推進課によると、耐震補強工事を進めている本館はことし3月下旬に休館するため、改装を終える東館へ折り鶴の展示を移す方向。時期などを調整しているという。(渡辺裕明)

(2017年2月1日朝刊掲載)

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