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広島市ふるさと納税 折り鶴再生紙・オバマ氏広島訪問の映像 名刺と書籍追加

 広島市は1日、「ふるさと納税制度」のうち平和施策に使い道を限定したコースで、1万円以上を寄付した人への返礼品に、折り鶴の再生紙を使った名刺など2点を加える。国内外から寄せられた平和への思いを広く発信する狙い。

 名刺は、平和記念公園(中区)の「原爆の子の像」に寄せられた折り鶴の再生紙で作り、寄付者の名前や肩書などを印刷する。100枚入りを贈る。

 もう一点は昨年5月にオバマ米大統領(当時)が広島を訪れた際の映像などを収録したDVD付き書籍。1万円以上の寄付者は、これらを含む全6品から希望の1品を選んでもらう。5万円以上の寄付者には全てを贈る。

 また寄付者にはもれなく、オバマ氏の広島訪問の演説文や写真を収めた冊子(B5判カラー、6ページ)を配る。

 市は昨年7月に平和施策への寄付コースを設け、12月末までに35件計409万9400円の申し出があった。市平和推進課Tel082(242)7831。(渡辺裕明)

(2017年2月1日朝刊掲載)

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