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騒音対策 米に徹底を 岩国艦載機配備前訓練 市・山口県、防衛局に要請書

 岩国市の米海兵隊岩国基地で近く、米空母艦載機のE2D早期警戒機5機が実施する配備前訓練について、市と山口県は31日、騒音や安全対策の徹底を米側に求めるよう中国四国防衛局に要請した。

 市の高田昭彦・基地政策担当部長たちが防衛局を訪れ、騒音と安全対策について万全を期す▽訓練をなし崩し的に延長しないよう、終了後は速やかに岩国基地から離れる―の2点を求める要請書を担当者に手渡した。

 防衛局は「騒音面や安全面に最大限配慮し、地域住民に与える影響を最小限にとどめるよう米側に働き掛けていく」と回答した。

 国の説明では、E2Dは岩国基地で今月初旬から2、3カ月程度の配備前訓練を実施した後、空母に搭載。米空母艦載機移転計画に基づき、米海軍厚木基地(神奈川県)のE2Cの後継機として早ければ7月以降、岩国基地に配備される予定だ。(野田華奈子)

(2017年2月1日朝刊掲載)

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